2010年02月14日

コメディユニット磯川家『ザ・ベストマンションシリーズ vol.2F “迷宮入りはお早めに”』

なんだか色んなところで名前を聞いていたので、早速観劇。
観たのは3本立てのうちの1本「迷宮入りはお早めに」でした。

マンションの一室で巻き起こるコメディ。
だけど、どんどん秘密が明かされていくにつれ実は・・・というサスペンスな作品です。

すごい頭のいい芝居だなぁ、と思いました。
お客さんを巻き込んでいくということに対して、かなり計算されてる感じがする。
台本の構造とか、見せ方とか、テンポ・緩急の作り方とか。
「人間の存在がぁ、どうのこうの」とか、そういうのは一切なしで、ある意味で非常にクールな印象でした。
これは演劇観たことない人でも見やすいと思います。

コメディ部分では、個人的に大好きな「しつこさ」が仕込まれてたのがグッとくる感じでした。
何回も言うとか、何回もするとか。それもじっくりと、間を取って。
基本男性が笑いとってましたが、女性も笑える部分があって、あぁそういうやり方もあるのか、という所もありつつ。

ただちょっと物足りなかった所もあります。
1つ目は、計算されすぎてる点。
遊びがないので、舞台特有の「奇跡」や「化学反応」はあんまり見られません。
でも逆に言うと、常に一定したクオリティを保てるってことでもあります。
もちろん常に「化学反応」が起こるとこまで持って行くのが理想なんですけど、まーそれが難しいんよなぁ。(あ、自分に対する言い訳含んでるなーこりゃー)

もう1つは、舞台のスカスカ感。
マンションの一室の中で、役者さんをどういう位置に立たせるかっていう点も、恐らくきちんと計算されてる感じでした。
おぉー、と思ったのが奥行きの使い方。
結構舞台って平行使いが多いんですが、今回は玄関を奥に作ることによって縦が効果的に使われてました。今更ながら改めて目から鱗。
ただ、その奥行きと、更に舞台照明が変化しないという点が合わさって、常に空間全体が見渡せすぎるという。
見渡せ過ぎる、見渡せ・・・日本語あってる?
なんしか、会話の中心箇所に目がグッと引き付けられない感じがしました。
んー、こういうのは役者さんのスキルとかもあるのかなぁ。
人の発する温度?とか。
あ、うん、温度だ。そうそう、1番引っ掛かってたところ。
ずっと体温が低い印象でした。
だからクールな印象だったのかな。

あれ、なんか、文量的に批判してるみたいになってる。
いや、面白かったんですって!
posted by 金子リチャード at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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